農機具のエンジンには、ひも(リコイルスターター)を引いて掛けるタイプがあります。このタイプのエンジンは、点火プラグのスパーク状態をひとりで確認するのが難しいです。だって、片手でエンジンを押さえて、もう一方の手でリコイルを引くんです。ですから外したプラグをエンジンにくっ付けて、火花を見るなんてことは至難の業です。そこで、便利な器具をご紹介。「スパークチェッカー」と言う物です。もちろんセルが付いているエンジンでも楽に点火系統を点検できます。
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使い方は簡単で、プラグキャップとプラグの間に挟むように接続するだけ。点火が正常ならスパークチェッカーの真ん中あたりが点火に合わせて光ります。外したプラグをエンジンの金属部分にアースさせる手間がありません。発光もスパークプラグよりもハッキリしています。 このスパークチェッカーを使用した、ロビンエンジンの修理動画を、Youtubeにアップロードしました。ぜひご覧ください。
スパークチェッカーにも難点がありまして、それはプラグコードに十分な長さの余裕が必要なことです。また、プラグの上部に7cmほどのスペースが要ります。開放型のレイアウトエンジンに向いているメンテナンス用品です。