A「イグニッションコイルの動作不良が原因でした」
車両:メーカー ススキ
車種名:エブリィ(EVERY) Join 3AT (バン)
型式:GD-DA52V
エンジン型式:F6A (ターボなし)
初年度登録:平成12年式
症状
「いつもより発進加速が鈍い」
「Dレンジで停車するとエンストしそうなくらいエンジンが震える」
「エンジン回転数が不規則に変化する」
点検
①エンジン停止時のバッテリー電圧 12.33V、エンジン始動中のバッテリー電圧 14.57V、バッテリーは劣化気味ですがオルタネーターは正常に動作しているもようです。
②エンジンオイルの量は下限より少し上で、エンジン警告灯の点灯はありません。
③エンジンのパワーバランステストを行いました。点検の様子はYoutube動画をご覧ください!
【動画内でのテスト方法解説】
・エンジンを始動した状態で、イグニッションコイルを1本ずつ抜きます。
・3番→2番→1番と順に抜いたところ、1番だけがイグニッションコイルを抜いてもエンジンが停止しませんでした。1番だけが点火してないと判断できます。
・イグニッションコイルとスパークプラグのどちらに問題があるかを判断するため、1番のイグニッションコイルと2番のイグニッションコイルを入れ替えました。
・入れ替えてパワーバランステストを行ったところ、(1番から移動した)2番のイグニッションコイルを抜いてもエンジンが停止しませんでしたので、このイグニッションコイル自体に問題があり、スパークプラグは正常と判断できます。
診断結果
1番についていたイグニッションコイルが動作不良で、3気筒のエンジンが2気筒で動いていたことになります。エンジンの振動が大きくなったり、パワーが出なかったのもこのためです。
部品注文
モノタロウでイグニッションコイルを注文。純正品(33400-76G10)や、デンソー製のイグニッションコイルは販売がなかったので、モノタロウが推すNAPブランドのイグニッションコイル(SZDI-0002M)を購入しました。
交換後はアイドリングも安定し、エンジンの振動や排気音も小さくなりました。発進加速も故障前の状態と同じかそれ以上の感じです。
実際の作業の様子をご覧ください!↓