「日置電機のキャパシタンス・ハイテスタ 3501の使い方をご紹介します」
キャパシタンス・ハイテスタは、コンデンサの静電容量を測るための計測器です。
電源は、積層電池006P型(9V)乾電池2本を使用します。
電池の残量チェックは、電源ボタン(POWER)を押し下げ、バッテリーチェック(BATT CHECK)ボタンを押すと、押している間だけメーターの針が振れ、残量をチェックできます。メーター内のBATT目盛り内にあれば使用できます。
測定前には、マイナスドライバーを使ってメーターの0点調整を行います。
容量が不明のコンデンサを測定する前には、測定レンジを最大にします。レンジ切替ダイヤルを10000μF、HI LOW切替スイッチをHI(押さない状態)にしておきます。
コンデンサの測定部は、ワニ口クリップのついたリード線、リード線を挟み込むタイプの補助接続具、リード線を押し付ける表面端子で計測できます。
電解コンデンサなどプラス・マイナスの極性があるコンデンサは、その極性に合わせて接続します。
測定はMEASUREボタンを押し下げます。メーターが振れない場合は測定レンジを一段階ずつ下げていきます。メーターの針の振れが30パーセント以下の時は、LOWレンジに切り替えると大きい針の振れで読み取りができます。
大きな容量(1100μF以上)のコンデンサ単体をチェックするためにこの日置3501を使用していますが、小さな容量のコンデンサを測定するには、小型のデジタル測定器があります。マルチテスターにも静電容量が測れるものがありますので、そちらの方が幅広く使えて便利ですね。
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なお、基板に実装された状態のコンデンサの静電容量測定や良否判定は難しいので、あくまで部品単位の測定のケースをご紹介しています。